今や〝グリップ力〟は最低限の性能。トッププロも履く、最新〝スパイクレス〟シューズの進化がスゴイ‼

ゴルフのパフォーマンスを足元から支えるゴルフシューズ。かつては芝に食い込むソフトスパイクシューズが主流でしたが、今ではスパイクレスシューズの人気が高まっています。かつての「スパイクレスは滑りそう」「ラフや傾斜地で不安」といったイメージは過去のもので、最新スパイクレスシューズの性能はトッププロの要求にも応えるレベルまで進化しています。今回は、ブリヂストンゴルフの用具担当者へスパイクレスシューズの進化の歴史と、最適な一足を選ぶための〝極意〟を聞き、その内容をまとめました。

スパイクレスシューズの機能は、プロや上級者が満足できるレベルまで進化しています

スパイクレスシューズのターニングポイントは2014年

ブリヂストンゴルフがスパイクレスシューズを手掛けたのは、1990年代のジャンボ尾崎のJ'sブランド時代まで遡りますが、担当者によれば「大きな転換点は2014年」だったと言います。この時期に、ソールのパターン(凸凹の形状)や素材の研究が飛躍的に進み、プロゴルファーがトーナメントで実戦投入できるグリップ力が実現されました。

それ以降、スパイクレスシューズは「ラフや傾斜地といったタフなコンディションでも、ソフトスパイクシューズに比べて性能が劣る、あるいは弱みがあるといったことは、ほぼないと断言できます」(同担当者)

スパイクレスの凸凹形状はご覧の通り。いまや傾斜地やスイング・歩行の動きに合わせた独自の凸凹パターンで作られています
こういった傾斜地でも滑ることはありません。最新スパイクレスシューズのグリップ力、凄いです!

プロも愛用するグリップ力の信頼

スパイクレスシューズの進化の証拠に、ブリヂストンゴルフでは契約プロの堀川未来夢プロ、木下稜介プロ、宮本勝昌プロ、古江彩佳プロなどが試合でスパイクレスシューズを愛用しています。シビアな世界で戦うプロが選ぶという事実が、現代のスパイクレスシューズがいかに高いグリップ性能とスイングへのサポート性能を備えているかを示しています。

堀川未来夢プロ、宮本勝昌プロが試合で履いているスパイクレスシューズ、ブリヂストンゴルフの〝ゼロ・スパイク バイター ツアー〟

軽さの正解とは? ゴルフに最適な重量感

スパイクレスシューズの人気上昇とともに〝軽量化〟のトレンドが進みました。軽いシューズは18ホールのプレーによる疲れを軽減するメリットがあり、各シューズメーカーでは軽量モデルがラインアップされるようになりました。ちなみにブリヂストンゴルフには〝ゼロ スパイク バイター ライト〟という片足300グラムを切る軽量モデルがあります。

担当者いわく「もっと軽量なモノを作ることは技術的に可能ですが、軽過ぎるとスイング時の安定感に欠ける場合があります」と指摘。軽さと安定性はトレードオフの関係にもあり、250〜300グラムの重量帯が、多くのゴルファーにとって〝疲れにくさ〟と〝スイングの安定感〟を両立できる最適バランスになるのではないか、との見解が示されました。

こちらは木下稜介プロが履いている軽量スパイクレスシューズ、ブリヂストンゴルフの〝ゼロ・スパイク バイター ライト〟。モデルの女性に持ってもらうと、思わず「ホントに軽いです!」とビックリ。26.5センチシューズで片足285グラム

買い替えサインは〝アッパーのへたり〟

シューズの寿命について、「何ラウンドしたら買い替え」といった明確な基準を設けるのは難しいとされています。

「ソールの突起や溝(エッジ)がすり減り、明らかにグリップ力が落ちたと感じた時はサインの一つです。もうひとつ重要なポイントなのが〝アッパー(靴本体)のへたり〟です」

ゴルフスイングは、歩行時にはかからない横方向や斜め方向の大きな力がアッパーにかかります。履き続けるうちにアッパーが柔らかくなりすぎたり(=へたり)すると、スイング中に足が靴の中でズレやすくなり、パワーロスやスイングの不安定感につながるというわけです。

ソールの凸凹がまだ残っていても、「なんとなくスイング中に甲のあたりがゆるいな」「サポート感が弱ったかな」と感じたら、それはアッパー寿命のサイン。パフォーマンス維持のために新しいシューズを検討するタイミングと言えそうです。

最新スパイクレス お試しあれ

足へのフィット機能も、今やダイヤル式のBoaが主流になり、履き心地も進化を続けています。自分のプレースタイルに合った、軽さ・グリップ力・安定感を持つ最新のスパイクレスシューズを試してはいかがでしょう。

サイドのダイヤルを回すと靴が締まってホールド感がアップするBoaフィットシステム
サイドのダイヤルを回すと靴が締まってホールド感がアップするBOAフィットシステム。いまや主流のタイプと言っていいほど、多くのゴルファーが選んでいます
ゼロ・スパイク バイターワイド
足幅が広めの日本人向けに開発したワイドバージョン。これは〝ゼロ・スパイク バイターワイド〟。スパイクレスシューズ人気とともにバリエーションも増えています
スパイクレスシューズであっても、グリーン上の芝生を労わって、足は引きずらずに歩きましょう
スパイクレスシューズであっても、グリーン上の芝生を労わって、足は引きずらずに歩きましょう

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