そのグローブ、指先余っていませんか? ゴルフメーカーのグローブ担当者が明かす「本当にフィットする」グローブの選び方

ゴルファーとクラブをつなぐ接点となるゴルフグローブ。消耗品ととらえがちですが、選び方次第でスイングの安定性やフィーリングが大きく変わります。実際、「自分のサイズがよくわからない」「どの素材を選べばいいか迷う」というゴルファーは少なくありません。そこでブリヂストンゴルフの用品担当者に、グローブ選びのポイントなどについて聞き、その内容をまとめました。

クラブを気持ちよく振り抜くためにはグローブ選びがとても大事。安心してスイングできるグローブはナイスショットへの第一歩です

サイズ〝〇〇センチ〟の測り方とは?

多くのゴルファーが誤解しているのがサイズの見方です。例えば、グローブに記載されている〝〇〇センチ〟の数字。これを「中指の先端から手のひらの一番下」までの長さだと思っていませんか?

その認識は間違いで、この〝〇〇センチ〟は「手のひらの周囲(手の甲周り)」のサイズです。

具体的には、人差し指の付け根より約1㎝下と小指付け根の少し膨らんだ部分を斜めにぐるりと一周させた長さ(手囲)が基準になっています。

グローブサイズの測り方
人差し指の付け根と小指の付け根をグルッと回して採寸。「私のサイズは19センチでした」

また、「手のひらはピッタリなのに、指先が余ってダブついてしまう」という悩みを持つゴルファーもいます。指先が余ると、密着感が下がる原因になり、繊細なタッチが出しにくい、フルスイングしにくい、などプレー上良くない影響を及ぼします。

指先のダブつき問題を解決 〝ショートスペック〟グローブ

また、「手のひらはピッタリなのに、指先が余ってダブついてしまう」という悩みを持つゴルファーもいます。指先が余ると、密着感が下がる原因になり、繊細なタッチが出しにくい、フルスイングしにくい、などプレー上良くない影響を及ぼします。

手のひらがピッタリでも指先が余っているグローブでは気持ちよくスイングできません。こんな場合は……

そんなゴルファーのために、ゴルフグローブには〝ショートスペック〟というモデルがあるのをご存知ですか。手のひら周りのサイズ(手囲)はそのままに、指の長さだけを短く設計したグローブです。話を聞いたブリヂストンゴルフのショートスペックグローブは、指先が5ミリ短い仕様でした。

手のひらにサイズは同じで指の長さだけが短い〝ショートスペック〟グローブ。ブリヂストンゴルフ〝ウルトラグリップ(写真)〟のショートスペックは5ミリ短くなっています

「自分の手は分厚いから」「手のひらが大きいから」と大きめサイズを選んで指先が余っていた人も、ショートスペックを選ぶことで、手のひらも指先もフィットするグローブに出会える可能性が高まります。

天然?人工?ナノ素材?合皮? 素材別の特徴と選び方

グローブ選びでもう一つ悩むのが「素材」です。それぞれの特徴を理解し、自分のプレースタイルに合わせることが重要です。

天然皮革(シープスキン)
非常に柔らかく、使っていくうちに自分の手の形に馴染む、極上のフィット感が魅力です。フィーリングを最重要視する上級者やプロに愛用者が多い素材です。弱点は雨や汗に弱く、耐久性は人工皮革に劣ります。

人工皮革
天然皮革に負けない柔らかさとフィット感、そしてクラブとの密着感・グリップ感に優れた素材です。雨や汗に強く、全天候で使えるため、天候を問わずプレーする人に向いています。

合成繊維(ナノ素材)
ブリヂストンゴルフで言えば〝ツアーナノ〟というモデルに採用される素材で、最大の特徴は圧倒的なグリップ力。繊維が細かく、強力な摩擦力を生み出します。非常に薄く作れるため「素手感覚」を重視するゴルファーにも人気。

合成皮革
天然皮革に比べて耐久性が高く、破れにくいのが特徴です。また、他素材と比較して安価な為、初心者やコストを重視するゴルファーに適しています。

グローブの素材は大きく分けて4つあります。ブリヂストンゴルフの代表4モデルは、天然皮革の“ツアープレミアム(右)”、合成皮革の“ウルトラグリップ(中)”、合成繊維の“ツアーナノ(左)”、そして写真にはありませんが人工皮革の“ツアーグローブ”です
左が合成繊維の〝ツアーナノ〟、中央が合成皮革の〝ウルトラグリップ〟、右が天然皮革の〝ツアープレミアム〟。自分にはどれがしっくりくるか、大型ショップにはサンプル品が置いてあることが多く、試すことができます

甲側アジャストの秘密〝クロスカット®〟

今回、話を聞いたブリヂストンゴルフのグローブには、他社にはないユニークな機能が隠されていました。それがグローブを締める甲のアジャストベルト(Bマーク部分)の付け根が斜めになっている〝クロスカット®〟 です。通常のグローブはベルトが真横(水平)方向ですが、これは斜めに締め上げるように付いています。これによってベルトを締める際に手の甲側だけでなく、手のひら側の生地(余りやすい部分)まで斜めに引っ張られます。
結果、手のひら側の生地が余ってシワになったり、ヨレたりするのを防ぎ、この絶妙なフィット感が、ゴルファーに選ばれる理由になっています。

手のひら側の生地まで引っ張ってフィット感を高める〝クロスカット®〟プロの間でも評価の高い機能です

グローブのお手入れ方法

天然皮革
水洗いはNG。革が硬くなる原因になります。硬く絞った濡れタオルなどで汚れを拭き取った後、必ず〝陰干し〟しましょう。

人工皮革・合成繊維・合成皮革
中性洗剤を使った手洗いが可能です。スポンジ等でやさしく洗い、タオルで水分を吸い取った後、型崩れしないように形を整えてから、こちらも〝陰干し〟します。

天然皮革のグローブも、人工皮革・合成繊維・合成皮革のグローブも、ラウンド後は〝陰干し〟が基本です

クラブやボール選びと同じくらいグローブ選びは大事

ここまで解説したように、グローブ選びはクラブやボール選びと同じくらい重要です。自分の手の特徴(指の長さ・手のひらの厚み・汗のかき方・素材との相性)を知り、求める性能(フィット感・耐久性・グリップ力)に合わせてモデルを選ぶことで、あなたのゴルフはさらにレベルアップするはずです。

ナイスショットの第一歩は手にピッタリとフィットしたグローブから!
女性は両手用グローブという選び方もありますね

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