曲がりにくいドライバーとは?~ドライバーの選び方

日本のゴルファー人口は約530万人(2024年)と言われます。その6割が右に曲がっていく”スライス”に悩んでいるとのデータもあり、単純計算では約318万のゴルファーが“右へ曲がっていく球筋”に悩んでいます。もし、スライスさせないドライバーがあったら、やっぱり気になりますよね。
日本のゴルファーの約6割がスライスに悩まされています

右へ曲がっていく球筋“スライス”は、スコアを崩す大元のひとつ。冒頭にも書きました様に日本人ゴルファーの約6割がこの球筋に悩んでいるというデータ(ブリヂストンゴルフの調査)もあります。ではなぜスライスするのでしょうか? その原因は大きく2つあります。

①フェースの手前側(ヒール寄り)に当たってしまう。
②フェースが開いた状態で当たってしまう。

スライスの原因 ①フェースの手前に当たってしまう

フェースの手前側(ヒール寄り)でボールを打ってしまうと、ギア効果(※注1)と言われる物理現象によって、ボールの回転軸(※注2)が右に傾いて、右へ曲がっていくスライス回転が生じます。

このインパクトのようにフェースの真ん中で打てるようになることが一番ですが…

これを防ぐにはフェースのセンターで打てるように練習することが一番ですが、これがゴルフの難しいところ。そこで、各クラブメーカーはヒール寄りに当たってもスライス回転が掛かりにくいワイドスポット(センターヒットと同等に近い飛び方をする打点ブレに強い性能)と言われるドライバーを開発しています。

クラブ開発の進歩によって、ゴルフショップなどで売られている新しいドライバーは、ほとんどが超ワイドスポット設計です。これによってヒールヒットによるスライスの曲がり幅はかなり軽減してきました。

最新のドライバーは打点のブレに強い、超ワイドスポット設計で作られています

スライスの原因 ②フェースが開いた状態で当たってしまう

ゴルフのスイングは、言わば“棒の先に重りが付いた棒を振る円運動”です。クラブを振るスピードが速いほど重い先端は遅れやすく、フェースが開いて当たりやすくなります。クラブの中でも一番長く、スピードが速くなるドライバーほどスライスが出るのはこれが理由です。

振る方向に対してフェース面が開いて当たると、ボールの回転軸が右に傾いてスライス回転になります。フェースの開きが大きくなるほど、スライスの曲がり幅も大きくなり、逆に、フェース面の向きが直角に近づくほど、ボールは真っすぐ飛んでいきます。

このようにフェースが直角に当たればナイスショット! フェースが開いたまま当たりにくいドライバーを探そう!!

この“開いて当たりやすい”フェースを直角に当たるように戻す、いわゆるフェースの開閉動作(※注3)が大事なのですが、これが得意な人、苦手な人、ゆっくりな人、素早い人…十人十色です。各クラブメーカーが性能違いのモデルをラインナップするのはそのためです。

スライスしにくいドライバーの選び方

ドライバーを両手のひらに置いて、フェースの傾きを見るだけでも、分かることがあるんです

前置きが長くなりましたが、本題はここから。

フェースの開閉動作が苦手な人はどんなドライバーを選べば良いでしょうか。ショップのスタッフに聞く、ニューモデルの記事を読む、試打クラブを打ってみる、なども良いですが、一番簡単なのは、ドライバーを両手のひらの上に置くように支えて、フェースの向きがどこを向いているのかチェックしてみること。

チェックしてみて、フェース面が上を向くドライバーほど、フェースが開いて当たりにくい性能を持ったモデルです。これは重心角(※注4)というゴルフクラブ特有の数値が関係していますが、ここでは割愛。

フェースが上を向くほど、フェースが閉じやすい性能を持つドライバーです。フェースが上を向いている右側のドライバーはブリヂストンゴルフのB3 MAX D

同じシリーズのドライバーでも、MAXやLSなど色々なモデルがあるので、ショップに行ったら、上記の方法でフェースの向きを比べてみてください。スライスしにくいモデルが見つかるはずです。ショップスタッフにひと言ことわってから、手のひらに置いてチェックしてみましょう。

まとめると、スライスの頻度が高く悩んでいる人は
・フェースがワイドスポット設計になっていて
・ドライバーを両手のひらの上に置くように支えて、フェース面が上を向いているもの
という様なドライバー製品を選ぶ事が一つのに解決方法につながる可能性があります。

こういった観点も踏まえてドライバー選びをして頂ければと思います。

 

※ブリヂストンゴルフが作った、スライスしにくいドライバーはこれ↓
B3MAX D ドライバー(商品詳細ページ)

※注釈1/ギア効果
クラブフェースのセンターを外してゴルフボールを打つと、クラブヘッドの回転運動によってボールに特有のスピンが掛かる現象のこと。ヒール寄りに当たるとスライス回転が掛かりやすく、トウ寄り(フェースの先側)に当たるとフック回転が掛かりやすい。

※注釈2/ボールの回転軸
ゴルフクラブでゴルフボールを打つと、ボールにはバックスピン(進行方向と逆の回転)が掛かります。振る方向に対してフェースが直角に当たれば、回転軸が水平になって真っすぐ飛びます。この回転軸が右や左に傾くと飛んでいくボールは曲がります。右に傾くと右へ曲がるスライス系の球筋になり、左に傾くと左へ曲がるフック系の球筋になります。

※注釈3/フェースの回転動作
ゴルフクラブは、手で握っているシャフトよりも重心位置が後ろ側にあります。そのためクラブを振ると、遠心力や重心位置の特性によって、フェース面が開いたり閉じたりする回転動作が発生します。この回転動作はフェースローテーションとも呼ばれ、飛んでいく方向やスピン量などに影響するため、“フェースの回転動作”のコントロールが球筋を整える上で大切な動きになります。

※注釈4/重心角
重心角(重心アングル)とは、シャフト部分を平らな机などに置いてクラブヘッドをブラブラさせた時に、フェース面の向きと垂線が作る角度のこと。この角度(重心角)が大きいゴルフクラブほど、スイング時に発生する遠心力の働きによってフェースが閉じようとする力が強くなります。

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