これまでクラブ性能の専売特許だった“高慣性モーメント(高MOI)”という概念をボールに持ち込んだ新TOUR B。
MOI値が大きくなると飛翔中のスピン減衰が抑えられ、風からの抵抗に強くなる。
パットでは順回転が持続し転がりが良くなる。
ロングショットでの“高初速×低スピン”性能に磨きをかけアプローチでの“低初速×高スピン”性能は前モデルから継承。
変え過ぎずに完成度を高めた新TOUR B XとXS、ツアーボールの頂点を奪取する年になるか!
写真=高野村知也、姉﨑 正、岡沢裕行
「フルショットもショートゲームも
スピンのかかり方がイメージ通り。
パッティングのしっかりした打音が好み」
「弾道が風に強く、アプローチで
自分のイメージした通りに
飛んで止まってくれる」
頂点のボールへ!
ブリヂストンゴルフのTOUR Bシリーズが、〝B〟マークのTOUR B XとXSの2モデルになってから、5代目となる新TOUR B Xが登場(2月6日発売)した。
飛距離のX、ソフトな打感のXS、両モデルともアプローチでの高いスピン性能とカバーの耐久性を維持させながら、コアとインナーカバーを進化させてロングショットで強弾道に直結する「高初速化」と「低スピン化」を強化。
そのうえで、風に負けない安定した弾道とパットの順回転を維持させる「高慣性モーメント(高MOI)」という新性能を取り入れて、トータルパフォーマンスの完成度を一層高めた。

XとXSの内部構造。中央の芯部分“ST・ハイドロコア”と中間層“ST・インナーカバー”。この2層が新しくなり、ロングショットの“高初速×低スピン”性能をさらに高め、さらに比重の高いインナーカバーの採用で高MOI化。これによりアプローチのスピン性能を変えないままフルショットではより強弾道となった。XとXSの構造は同じだが、各部材の硬さをチューニング。STとはストロングトラジェクトリー(強弾道)の略
頂点を狙う新TOUR Bだが、前モデルは「日本のゴルファーにどれぐらい支持されていたのか?」に関するデータがある。
競技アマの登竜門、都道府県研修会を中心に2025年度の競技ゴルフに出場したアマチュアの使用ボール調査では、関東・関西を中心に15会場中11会場で、ブリヂストンゴルフのボールが使用数1位。合計でも1179人調査中451人(38.3%)とトップ。(※)
※ブリヂストンゴルフ調べ
競技アマ116名の使用球調査 2026/1/19 東京都ゴルフ連盟研修会 ※府中CC(スタートホール調査)
さらに、今年1月に行われた東京都研修会では、小誌記者もブリヂストンゴルフの調査班に同行して確認したところ、上記表の通りここでも1位を獲得。
これら前モデルの実績が、5代目新TOUR Bをきっかけに加速して、名実ともにツアーモデルの頂点に立つのか? 競技アマではないゴルファーでも、一度は使ってみるべき最新作だ。
プロツアーでは、昨年後半から切り替えが進み、今年のPGAツアーではソニーオープン・イン・ハワイとWMフェニックスオープンで、クリス・ゴッターアップが新TOUR B Xで2勝(2/10時点)を挙げている。
新TOUR B発表会 登壇プロの声「風に対する飛びがさらに強化」
1月21日、新TOUR Bの発表会が都内で行われた。新TOUR Bを使用するタイガー・ウッズが壇上スクリーンに登場、「ボールのMOIが高くなれば、直進性が高まり飛距離は伸びる」と解説。登壇した契約プロは、新TOUR Bについて、木下稜介は「強」、桑木志帆は「風に強い」、堀川未来夢は「信頼度」と表現。
新TOUR Bのサイドロゴ。
両サイドのラインが微妙に変わった。
