• 飛んで、止まって最高品質をとことん極めるのが「B」!

    ブリヂストンのゴルフボールのシェアが日々拡大中、ゴルファーが「B」に感じる価値観はパフォーマンスを裏付ける確実な高品質が約束されていること、それに尽きる。

    取材協力=ブリヂストンスポーツM&Dセンター秩父
    撮影=高橋淳司

  • 均一性のこだわり

    均一性のこだわり

    狙った性能で完成した製品は0.01mmの単位で管理されている。ルール上、42.67mm以下はアウト。他にも重量(0.1g単位で管理)、硬さ(配合0.1%の誤差で全く違う物性になる)、反発(わずかの違いでもNG)など日々徹底管理されている。

  • 空力性能へのこだわり

    空力性能へのこだわり

    ディンプルの形状は、深さが5μm(5/1000mm)変わるだけで全く異なる弾道の高さになってくる。ツアー系、ディスタンス系などモデル別に狙った弾道特性を確実に機能化させるためにディンプルの品質は徹底管理されている。

  • 空力性能へのこだわり

    研究所にはディンプルの開発・設計の技術者が配置されているほど・・・。少しの製造変化を見逃さない。

独自の研究開発による
製品精度・耐久性こそが
“Bかぶり”を生む

昨今、如実に実感するのは“Bかぶり”が頻繁にあること。“Bかぶり”とは同組にブリヂストンのゴルフボールを使用するプレーヤーがいることをいう。“B”マークがボールデザインのシンボルだけにわかりやすく使用者が増えていることを多くのゴルファーが実感していることは間違いない。その傾向はとくに競技者や上級者に多い。ブリヂストンが独自に調査した関東エリアの研修会等において使用者が圧倒的というから、当然“Bかぶり”の機会は上級者ほど多くなる。

パフォーマンスを追求する上級者がブリヂストンのゴルフボールを選ぶ理由は何か? ドライバーが飛んで、アイアンやウェッジで止まるパフォーマンスにおいては、ツアーで活躍するライバルボールたちも高いレベルを誇っており、もはや当然のもの。それらに勝る事は当然、その先に「ツアーB X/XS」を選ぶ優位性があるのは、パフォーマンスを約束する高品質に多くの上級者が信頼を置いているからと言える。プレーヤーに高品質を印象付ける代表的な例は「ツアーB X/XS」の優れたカバーの耐久性にある。

カバーの耐久性の秘密

カバーの耐久性の秘密

「ツアーB X/XS」のカバーの表面には自己修復機能を備えたスリップレス・バイトコーディングが施されている。カバーの凹凸形状においてディンプルにおける均一なコーティングが施されているか、1/1000mmという微細な世界で徹底管理されることで、一つひとつのカバーの高い耐久性が実現されているのだ。

ボールの最外層のカバーの代表的な役割は2つ。ウェッジショットにおけるスピン性能を高めること、そして弾道を安定させるディンプルの搭載にある。ショットの成功を左右するこの2つの役割がじつは相反する要素であることが厄介。ウェッジショットで大きく傷ついたカバーはディンプル形状を損なわせ、すべての弾道を不安定にさせてしまう要因になりかねない。プレーヤーはボールのパフォーマンスの劣化を経験から知っており、カバーの耐久性に優れる「ツアーB X/XS」を選ぶのである。

「ツアーB X/XS」の開発拠点であるブリヂストンM&Dセンターでは、日々ボールのパフォーマンスを向上させるための製品精度を追求した研究開発が行われている。誰もが認めるナンバーワンボールという存在になるために。

打球耐久性テスト

打球耐久性テスト

ヘッドスピード50m/s超え相当にセットされた反発マシンで打ち出されたテストボールを壁に打撃させて耐久性をテスト。あらゆる素材・構造においてどういった耐久性が実現できるのか、日々研究が繰り返されている。

カバー劣化への耐久性

カバー劣化への耐久性

あらゆる砂・砂水を用意し、擦過傷によるカバーの試験・評価を行っている。とくに「ツアーB X/XS」のような軟らかいウレタンカバーの耐久性を上げるには至難、技術がどう実戦で生きるか、日々テストが繰り返されている。

スーパーキセノンウェザーメーターを駆使し、カラーボールに紫外線を照射して色の自然劣化を検証。

スーパーキセノンウェザーメーターを駆使し、カラーボールに紫外線を照射して色の自然劣化を検証。「B」のボール品質は劣化を許さない。

性能と品質でナンバーワンを追求し続けるボールが、TOUR B X/XS

性能と品質でナンバーワンを
追求し続けるボールが、
TOUR B X/XS

タイガー・ウッズ

タイガー・ウッズが求めたディープ感と
共に進化を続けたウレタンカバー

タイガーが妥協なく求めたのはウェッジショットにおけるディープ感だ。ディープ感とは打感の軟らかさ、フェースへの乗り感、そして低い打音。独自の制音・衝撃吸収材を配合したリアクティブiQ・ウレタンカバーは「ツアーB X/XS」の圧倒的なショーゲーム能力の大切な技術となっている。この限りなく軟らかいウレタンカバーに耐久性を与えるのが表面のスリップレス・バイトコーティング。タイガーの要望が耐久性を兼備させる進化をブリヂストンに与えたのは確かだ。

世界1位を追いかけて
反省を歩んだ日々が
最高峰に辿り着けた

ブリヂストンのゴルフボールの研究開発拠点・M&Dセンターでは、私たちゴルファーが想像できないノウハウの数々が駆使されてパフォーマンスが追求されていた。その根底にあるのは間違いなく品質の追求であること、そう語るのは小松淳志氏。ブリヂストンのボールの躍進に勤しんできた技術者の一人だ。

「包み隠さず話すと長い年月、“世界1位”を追いかけてきた。その過程ではユーザーのフィードバックを繰り返し、多くの反省点を一つひとつ改善する日々があったのも事実。『ツアーB X/XS』はその存在にやっと追いつけ、追い越すレベルまで来られたと私たちは確信しています」。

小松氏が“追い越すレベル”と表現するその象徴は、多くの上級者が評価するカバーの存在である。

ブリヂストンスポーツ(株) 商品企画1部 ボール商品企画ユニット 小松淳志

ブリヂストンスポーツ(株)
商品企画1部 ボール商品企画ユニット

小松淳志

「ツアー系と言われるボールの代表的な課題は、ウレタンカバーの耐久性を高めることにあります。たった一打のウェッジショットでディンプルの形状が崩れてしまったら、ボールの性能自体が崩れてしまう。ディンプルはボール性能の命といっても過言ではないからです」。

ショットで傷がついたディンプル箇所は空気の抵抗そのものになり、弾道を不安定にさせる。ディンプルが傷んだなら、ツアープレーヤーは次ホールで新ボールにチェンジすればいい。ただアマチュアはそうはいかない。消耗品のボールも“高価なギア”だけに、アマチュアのプレーシーンにこそカバーの耐久性は必須だ。

「『ツアーB X/XS』は限りなく完成形に近いパフォーマンスを誇っています。が、まだまだゴルフボールはやれることがある、というのが私たちの考え。工業製品である限り、精度・品質を常に追求していかなければならない。例えそれがパフォーマンスを左右するほどでもない微細な要素であっても、とことんクリアにしていく。結局、品質があるからこそ極限に精度の高い製品を作り出すことができる。高い精度はルールに沿った限界まで性能を高めていくこともできる。全ては品質あって勝負できるわけです」。

多層構造において高い重心精度を保てる独自技術

「ツアーB X/XS」は中間層の比重を上げ、コアと中間層とカバーの比重差を少なくすることで、量産過程で重心精度をさらに保つことできたという。「軽すぎる層は重心がずれる可能性を生んでしまう。その少しの可能性がある限り、その要素はクリアしていかなければならない」(小松氏)。

いいボールはいい転がりを生む。

中間層の硬度が上がったことで、ミドルアイアンの距離精度アップも実現。またボール自体の慣性モーメントも上がり、パッティングの転がりの良さにも貢献する。様々なボールを打ち比べた有識者で競技ゴルファー達も「ツアーB X/XS」の“ひと伸び”感のある転がりを評価。いいボールはいい転がりを生む。

タイガー・ウッズが『B』を選び、多くのアマチュアゴルファーが『B』を手にするきっかけを得た。そんなプレーヤーたちが明らかな優位性である“高品質”を『B』で体感し、信頼を勝ち得たことが今日の躍進に至った。

「ブリヂストンのゴルフボール=高品質&高パフォーマンスである価値を、さらに盤石にできるよう私たちは日々の研究開発に妥協しません」。