STORY of CLUB B

STORY of CLUB B

【241CB・242CB+】
極上の打感、顔、そして抜けの良さ。
このアイアンこそ「The CB」と呼ぶにふさわしい
月刊GDギアラボ

    • アイアン
      • アイアン
    • プロ
      • プロ

「狙った距離を正確に打つ」。このアイアンの本分を守るために
必要な要素は、打感、顔、そして抜けの良さだとブリヂストンは言う。
最新の241CB、242CB+は、その3要素を愚直なまでに突き詰め、
“実戦”で最高のパフォーマンスを発揮するアイアンに仕上がったと胸を張る。
その自信の裏側を覗いてみよう

写真/三木崇徳、Getty Images 協力/クールクラブス

B241CB / B242CB+ アイアン

このアイアンなら味わえる、
“狙い通り” 乗せる快感

潜在能力を引き出す
3つのこだわり

こだわり①
[ 打感 ]

こだわり①[ 打感 ]

こだわり①
[ 打感 ]

CBでありながら厚肉な打点裏によって
MBのような打感を実現

ご覧のように打点部の裏がもりもりに厚肉、これによりマッスルバックのようにボールをつぶす打感を得られる。さらに241CBはブレード側(ちょうど「B」マークのある部分)も厚肉設計にすることで、最適な重心位置を実現している。

241CB:軟鉄鍛造(S20C)。
242CB+:軟鉄鍛造(S20C、4I、5Iのみタングステンウェイト装着)。
どちらも5I~PWの6本セット(4Iは特注生産)

こだわり②
[ 顔 ]

こだわり②[ 顔 ]

こだわり②
[ 顔 ]

弾道をイメージできる美顔に
一段と磨きをかけた

基本的にストレートネックだが、ヘッドとホーゼルをつなぐ部分に適度なふところがあり、つかまる安心感がある。この“ブリヂストン顔”は違和感なく構えられるゴルファーが多いはず。ヘッド長は242CB+のほうがやや長いが、2つとも形状は似ていて、組み合わせて使う選手もいる。

こだわり③
[ 抜け ]

こだわり②[ 顔 ]

こだわり③
[ 抜け ]

ツアーのニーズから生まれた
実戦力の高いソール形状

ヘッドスピード(HS)の速い人は、ダウンブローに入りやすい。そういう人が多く使う想定の241CBは、ヘッドの入りやすさとターフの取りやすさを追求したソール。HSが平均的な人は、入射角が緩やかな傾向。そういう人がターゲットの242CB+は、芝との当たり、滑りのバランスを高めたソールに。

Point
ヘッドスピードの差が入射角の違いにつながる
こだわり②[ 顔 ]

プロ、上級者のHSと入射角をグラフに落とし込むと、HSの速い人ほどダウンブローに入りやすいことがわかる。これらを基に開発されたのが独自の「ツアーコンタクトソール」だ。

ツアーの要望を忠実に具現化したアイアン

とにかく“実戦力”にこだわったというブリヂストンの新しいCBシリーズ。われわれにとっての実戦とは、貴重なラウンドの場。そこでいかに最高のパフォーマンスを発揮するか。それを実現するのが打感、顔、抜けの3つだという。

まず打感。上級者ほど食い付くような心地よさを求めるが、それを実現するのが厚肉な打点部。ボールをつぶし、フェースに乗る感覚が得られ、高精度の距離感、ボールコントロールが磨かれる。一方で多くのプロは今回、ミスヒットへの寛容さも認める。CBである以上、多少の打点ズレはカバーする。242CB+ならさらにミスに強い。

顔はイメージ通りの弾道を描ける違和感のなさが重要。ブリヂストンは長い歴史の中で、最もプロの要望を取り入れクラブ開発をしてきたメーカーだろう。そこで培ったアイアンの形状は、「Theスタンダード」として、日本のゴルファーのDNAに刻まれているといっても過言ではない。そこをブラッシュアップしたのが今回の2つのCBだ。

抜けは、多様なライから打つアイアンにとって生命線。これこそツアーからの意見によって緻密に設計された部分。ただし抜けすぎるのも問題。適度な当たり感があることで、インパクトが安定し、狙った距離が打てる。 十八番の“接点の科学” が生んだ、他とは違う特長だ。

「ソールが気持ちよく抜けてくれる」
吉田優利

即、新アイアンに替えた吉田プロ。
「新しい241CBは前作より刺さり過ぎずに抜ける感じがいいですね。 ボールも今までより一段上がる感じがするので、5番アイアンも241CBで戦います!」

実戦力の高いウェッジも誕生
ウェット時でもスピンが利く!
フェースに乗る!

新ウェッジも同時に発売。最大の特長はミーリング性能の向上。「BITING SPIN IX MILLING」が排水性を高め、ウェット時のスピン量が前作比で59%アップ(58度フルショット時)しているという。ノーメッキのような風合いも評判だ。

BITING SPIN ウエッジ 詳細はこちら

242CB+は無二の性能を宿す
形は本格派なのにやさしい!その理由はフェース裏にある

顔と打感は本格派
だけどミスヒットにも強い!

フェース下部の裏には大きく2つの空間がある。真ん中で打てば241CBと遜色ない軟鉄鍛造アイアンならではの軟らかな打感。一方で左右に打点がずれた際には、フェース面がわずかに弾き、反発性能を上げる仕組み。加工技術の向上によって実現した非常に意欲的なアイアンだ。

4番、5番はタングステンで低重心化

さらに見えない工夫として、ロングアイアン(4I、5I)のソールにはタングステンが内蔵されている。キャリーが出にくい番手でも高弾道で止められる。

飛びと寛容性をもたらす2つの小部屋

アスリートモデルの241CBに対し、242CB+はセミアスリートモデル。それは“プラス”の飛びとやさしさからうかがえる。

飛距離面で言えば、7番のロフトは31度。241CBより1度立っているが、これにより初速を上げ、最高到達点を高めている。結果、飛距離を伸ばしながらしっかり止まる性能を宿した。逆に言うとこれ以上ロフトを立てると実戦面で扱いにくくなる可能性があるのだ。

寛容性についてはフェース裏がポイント。2つの小部屋を設けることで、真ん中で打てば芯のある心地よい打感が、左右にずれると少しの反発性能が得られ、飛距離ロスを抑えるという。外観からはうかがい知れない進化ポイントだ。

4I、5Iといった上の番手は242CB+、それ以下は241CBというコンボがプロの間でも試されている。
形状、バックフェースのデザイン、ロフト設定など、組み合わせても違和感のない設計だ。

両モデルを試打

「241CBの球をつぶせる心地よい打感は秀逸」

試打 平野義裕

東京・スイング碑文谷内にある
「クールクラブス」のカリスマフィッター

241CB

ストレートネックだけど
包み込む安心感がある

「過去に長年ブリヂストンのアイアンを使っていましたが、やや面長で包み込むようなフェース形状は安心感があります。そして打感が凄くいい! 軟らかい中にも芯を感じる。非常にMBに近いです」

242CB+

打ち込まなくていいから
幅広い人にマッチする

「打つと見た目以上に寛容性があります。多少真ん中を外した程度では、距離の落ち込みはほぼない。手前から滑らせるように打つとちょうどいいので多くのアマチュアに合います」

※7Iの試打データ

月刊ゴルフダイジェスト
2024年8月号掲載

  • 次のインタビューを見る
  • 前のインタビューを見る