ゴルフクラブのシャフトはゴルファーのスイングをヘッドに伝えボールを狙いの地点に出来るだけ正確に、また、出来るだけ遠くへ飛ばすという役目を持っています。シャフトは材質によりスチールシャフトとカーボンシャフトに分類されます。シャフトの設計仕様には重量、長さ、フレックス、トルク、キックポイント等がありゴルファーのタイプや好みによって使い分けられています。
スチール素材で重量が重いためクラブの総重量が重くなりますが、安定したスイング感が得られるため、方向性と正確な距離感を重視するプロ、上級者のアイアンシャフトとして多く愛用されています。また、近年従来のスチールシャフト重量より20~30g軽い軽量スチールシャフトもアイアンシャフトとして多用されています。
熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)を炭素(カーボン)繊維で強化した積層構造の複合材料のシャフトです。構造、形状繊維素材など設計の自由度が高く、重量、フレックス、トルクなど設定値を大きく変えられるため色々なタイプのシャフトが出来るようになり、クラブの軽量化、高機能化に大きく貢献しています。