VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 1

タイガー・ウッズ

「目標?勝つこと、
そして勝ち続けることさ」

—ブリヂストンのボールを使うきっかけは?

ブリヂストンのボールは、友人でもあるマット・クーチャーが使っていたので、良いボールだということは以前から知っていたよ。新たなボールを選ぶ必要に迫られたとき、市場のすべてのボールをテストしたんだ。その結果、ブリヂストンを選んだ。
自分が望んでいるプレースタイルにもっとも合っていると感じるし、実際、プレーをしていて楽しくなる。狙いのウインドウ(窓)にイメージした通りの弾道で飛んでいくボールが好みなんだ。ボールを操るのが好きだから、風に強いこともとてもいいね。

—他のボールとの違いを感じますか?

ゴルフを始めたとき、使っていたボールは糸巻きバラタだった。打感はソフトでスピン量がとても多かった。だから、当時のプロは、いかにスピンを減らすかが重要な課題だったんだ。僕はその技術に長けていて、スピンを減らして打つことが出来る。だから、これまでもずっとスピンの強いボールを使ってきた。
でも、現代のボールは、過度に高弾道低スピンになっている。最近のプレーヤーは高弾道で攻めているけど、それは僕のスタイルじゃない。ブリヂストンのボールは、常に強いスピン量で、自分が求めている弾道を打つことが出来たんだ。

—あなたがボールに求める機能はなんですか?

まずはソフトな打感。そして、風の中でも負けない強い弾道。でも、いちばん重要なのは安定性なんだ。思いもよらない動きをするボールは好きじゃない。自分がイメージした弾道と違うボールが出てしまうのを、プロは嫌がるもの。ミスの原因が自分なのか、ボールのせいなのかわからないし、使っているボールを疑ってしまうことすらある。
ブリヂストンのボールは、コンシステンシー(均一性)にとても優れている。プロとして、20年以上ボールをテストしてきたからこそ性能とコンシステンシーの高さを実感している。

—現在愛用している、『TOUR B XS』の性能は?

もちろん、すごく気に入っているよ。他のボールよりもスピンがかかるけど、強い風の中でも安定している。風の中での安定性には衝撃すら感じたよ。思った通りの弾道を描き、飛距離も以前より約6ヤード伸びている。今がキャリアの中で、一番飛距離が出ているんだ。もちろん、それは大きなアドバンテージになる。
僕はロングアイアンではシャローにインパクトするので、しっかりとスピンを入れるのが得意ではない。グリーンで止めるには、もっと強いスピンが必要なんだ。『TOUR B XS』はスピン量を増やしてくれる。それは、このボールを手離せない最大の理由だね。

—ショートゲームでの使い心地は?

パッティングでは軟らかいボールが好み。これは昔も今も変わらないね。速いグリーンでのパッティングは、僕のアドバンテージのひとつ。これだけ軟らかいボールだと、強気のパットが打てるんだ。
グリーン周りでは、強いスピンがかけられる。アグレッシブに攻める自分のショートゲームのスタイルにピッタリだ。最近は、パー5で3打目勝負することが増えているけど、130ヤード以内のショットでピンにつけて、ワンパットで決められる。ウェッジショットが良いから、それが可能になるんだ。
ツアーでの今後の目標? それはもちろん、勝つこと、そして勝ち続けることさ。

タイガー・ウッズ 使用ボール

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