VOICE B

Special interview FROM TOUR

—ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい

高校生の時ですね。当時はやはり、色んなメーカーのボールを打ってみたい年頃でしたけど、その中でもブリヂストンのボールが一番気に入ったので、使うようになりました。最初に使ったのは『TOURSTAGE U-DRIVE』（2001年発売）というボールです。当時はまだ、ウレタンカバーが出はじめのころでしたが、そのカバーの感触が軟らかくて、すごく気にいってました。それをきっかけに20年くらい使っています。他のメーカーに浮気したくなる気持ちもなくはなくて（笑）。少し試したりすることもあるんですけど、他のボールはなんだか軽く感じてしまって、コントロールしにくいんです。慣れているのもあると思いますが、ブリヂストンのボールは芯があって、ずっしりと重たい感じで、風に強いイメージが出ます。

—以前は軟らかいタイプのツアーボールを使っていました

今でいうと『TOUR B XS』ですね。ツアーに出はじめた頃は、トーナメントの硬いグリーンに、ロング・ミドルアイアンが止まってくれないという課題があったんですが、軟らかいタイプのボールだと結構止まってくれてたんです。アジアンツアーに参戦していたとき、マレーシアでグリーンがパンパンに硬くて、7番アイアンで打っても15ヤード転がるようなコンディションの試合がありました。そんなときでも、こうしたスピン性能の高いボールなら、半分くらいの転がりで止められたので、それ以来、スピンを重視したセッティングで組み立てていました。

—現在は、しっかりした打感の『TOUR B X』を愛用されています

軟らかいボールを使っているとき、「なんだか、飛んでないな」と感じる事があったんです。特にアゲンストの風で、飛距離が思ったように出ていませんでした。そんなに風は吹いてないのに、こんなに落ちるかなというくらい飛んでなくて。 2016年の日本プロゴルフ選手権大会で、それを『X』に変えたら、思った以上に飛んでくれたんです。打ち比べるとはっきりと差がわかったので、これはボールの進化がすごいなと。会場の北海道クラシックゴルフクラブは、荒天もあって風が重かったんですけど、アゲンストのときの強さが全然違っていました。

—『X』に変えたことで、飛距離はどのくらいアップしましたか？

結構、変わりましたよ。アイアンは、軽く１番手は変わりましたし。ドライバーは５ヤードから、大きく違いが出るときで、20ヤード近く飛距離が出ています。無風のときはそれほどではないですけど、アゲンストのときには、特に差を感じられます。昔は飛距離重視のボールは、飛ぶけどスピンを犠牲にしなくてはいけなかったのがこの頃から十分に止まるようになり、「X」を使うようになりました。

—アマチュアには『X』と『XS』のどちらがおすすめですか？

僕自身のイメージで言えば、タイガーのようにパワーがある人は『XS』ですかね。競技ゴルファーなら絶対に『X』か『XS』ですけど、一般のアマチュアの方なら、『TOUR B JGR』もおすすめです。すごく飛ぶんですよ、『JGR』。アゲンストのときでも全く影響なく、まさに低スピン高打ち出しの弾道で、理想的な飛び方をしてくれます。トーナメントのようにグリーンが硬く固くなければ、『JGR』はすごく良いと思います。ボールの選び方で、単純に10〜20ヤード伸びますからね。試してみて、自分にあったボールを選んでみてほしいですね。