VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 17

金谷 拓実

「スピンのかかり方が、他社のボールと
全然違うなと感じました」

— ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えてください

使い始めたのは、ツアーステージの時代で、最初は『X-01』でした。ブリヂストンゴルフになってからも、歴代の硬い方のボールをずっと使っています。今は『TOUR B X』です。

— これまでに他のボールを試したいと思ったことはありますか?

実は、プロ転向のタイミング(※2020年10月)で、他社のボールも含めてテストしました。アプローチとパッティングのフィーリングを特に大事にしているので、色々なボールを試してみて、打感やスピンのかかり方などを入念にチェックしました。

飛距離はそこまで大きくは変わらなかったのですが、特にアプローチで、打ったときのボールの喰いつきやスピン量が、正直言って他のボールとは比べものにならないくらいの差がありました。試してみて、ブリヂストンのボールが一番良かったので、結果として、変更することはありませんでした。

— ボール選びで重視するのは?

やはり、アプローチとパッティングです。パッティングを重視するプロも多いということですが、自分はアプローチですね。

他社のボールを試したときは、自分がスピンをかけたいと思って打ったものが、気持ちよくかからなかったり、思うような球筋にならなかったりということがありました。ブリヂストンのボールだと、自分が思った打ち方で、その通りに飛んでくれます。それはすごく感じました。

— より軟らかい『XS』ではなく、『X』を選んだ理由は?

『XS』も試してみて、凄いスピンが入るので、正直使いたいなと思ったのですが。しかし、比較すると『X』のほうが、飛距離が出るので、トータル的なバランスで『X』を選択しました。

アプローチだけで選ぶなら、『XS』のほうが良いですね。あのスピンのかかり方はとても魅力です。他のどのボールを打っても、あんなに強いスピンがかかるボールはないですね。

— 試合中にボールの良さを感じる瞬間はありますか?

自分だけじゃなくて、一緒に回っている選手を見ると、ブリヂストンのボールを使っている選手のアプローチスピン量が、全然違うのを感じています。

例えば、30ヤードとか60ヤードといった、スピンがかかりづらい距離で、他のメーカーのボールを使っている選手より、強いスピンで止めている印象があります。堀川未来夢選手をはじめ、ブリヂストンの契約選手は、スピンの入り方が強いんです。

あとは、他社のボールを試したときと比較しての話なのですが。ラフからでもある程度はスピンが入るので、フライヤーの度合いが計算しやすいかなと思います。

―オウンネームは入れていますか?

英語で「JKG」と入れています。“Just Keep Going”の意味で、止まらずに突き進んでいこうという気持ちを忘れないために入れています。

ナンバーは「7」は避けて、他の番号を使うようにしています。偶然かもしれませんが、「7」を使うとトラブルが起きてたので、使わなくなりました(笑)。

優勝した開幕戦の「東建ホームメイトカップ」では、同じチームブリヂストンのタイガー・ウッズ選手の怪我からの回復を願い、「TIGER」のオウンネームが入ったボールを使いました。

※インタビュー は感染対策をした上でリモートで実施しました。

PROFILE

金谷 拓実 プロフィール
1998年生まれ、広島県出身。18年に「アジアパシフィックアマ」を制し、その資格で「マスターズ」に出場。同年「三井住友VISA太平洋マスターズ」で史上4人目のアマチュア優勝を果たした。プロ転向後は、すでに2勝を挙げた次代のエース。使用ボールは『TOUR B X』。

金谷 拓実 使用ボール

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