VOICE 31
清水 大成
「パッティングの転がりが
良くなりました」
—ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい
中学高校と他社のボールを使っていたのですが、高校3年のときにそのメーカーがボール事業から撤退することになり、そのとき担当だった方がブリヂストンに移られたことがきっかけです。声をかけていただいて、テストして使うことを決めました。
性能が良かったので違和感はそんなになかったです。変更するのに苦労したことはないですね。打感はソフトになったと感じました。
—使用ボールは『TOUR B X』ですが、『XS』も試しましたか?
そうですね。特に2023年末から24年モデルをテストしていました。『XS』は打感がやっぱりつぶれる感じがあって、食いつきが『X』よりもありました。ショットの操作性はむしろあがりそうに感じました。
『X』を気に入ってるのは、やはりパターとアプローチの打感ですね。そこを一番大事にしていて、『XS』と比較しながらも、そのフィーリングの違いの部分で、『X』に決めました。
パッティングでは、ある程度打感がしっかり合あったほうが距離感を合わせやすいです。インパクトを強く打つタイプなので、軟らかすぎると打音を出そうとして距離感が合わなくなるかなと思ったり。アプローチでも、軟らかくてフェースに乗る分、しっかり飛ばさないといけないと思いすぎて、逆にショートしたりとか。
『XS』もかなり試したのですが、今まで培ってきたものもあるので『X』を選びました。
—24年モデルに変わっての進化は感じましたか?
最初は打感がしっかり芯を感じるように思ったんですが、打ち続けているとあまり感じなくなりました。球の高さとかも変わった感じはないですね。
アプローチでのスピンが前より利いているのかな、という気はします。今までだと、トロトロって転がっていたところが、ランが少なくなったと思います。
あと一番衝撃だったのが、パッティングの転がりが以前より伸びた気がしていて。例えば、以前なら最後にスライスするようなラインだったものが、あまり切れずに入ったりとか。右縁から入るのと真ん中から入るくらいの曲がり方の違いがあって、直進性というか、転がりが良くなったと感じます。
—最後にオンネームボールについて、教えて下さい
英語で「Taisei」と筆記体で入れています。
番号のこだわりは全然ないです。何番でも良いですね。
ボールは替えないときもあるんですけど、1ラウンドで3球くらい使ってます。ボギーとかダボ打ったあととかに、気分転換に替えたりします。ギャラリーのなかにお子さんがいるときは、ボールをあげたくなりますね。
PROFILE
清水 大成 プロフィール
1999年生まれ、福岡県出身。ツアーでも数少ないベースボールグリップのプレーヤー。2023年のドライビングディスタンスは16位(298.5y)、平均パット数は3位と飛距離とショートゲームに優れるオールラウンダー。初優勝が待たれる若手の一人。使用ボールは『TOUR B X』。2024年は後半戦の追い上げにより日本シリーズ初出場を果たす。