VOICE 30
桑木 志帆
「弾道データを計測し、
納得して使っています」
—ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい
中学3年生のときに、初めてボールとグローブを提供していただきました。それ以来、ずっとブリヂストンのボールを使っています。
プロ入りして契約するときも、他のメーカーを検討することも全くなくて、アマチュアの時の流れでそのまま継続して使用しています。
—他社のボールを打つ機会はありましたか?
トーナメントの練習場で、試合によってはブリヂストンのボールがないときもあるんですけど、やはりいつもと感触が全然違いますね。
普段から弾道計測器を使って、データを見ながら練習しているのですが、ボールの種類が違うと結果が結構変わってくるので、他のボールを使うときは弾道データもあまり気にしないようにしています。
同じように打っても、飛距離やスピン量が変わるんです。特にドライバーの数値が違いますね。比較すると、ブリヂストンがやっぱり一番飛ぶかなって思います。
—『TOUR B XS』を選ばれていましたが、『X』に変わりました
軟らかい打感が好きだったので。ジュニア時代に使い始めた当初から『XS』などの軟らかい方のボールを使っていました。
以前までは、ボールにそんなにこだわりはなかったんですけど、今は弾道データのチェックをしながら、飛距離とスピン量にこだわるようにしています。
スピン量が今まで多い方だったので、それを減らしたくて。『X』をテストしたところ、よりスピン量が適正になるので、今シーズンから『X』にチェンジしました。
以前の『X』は少ししっかりしたカチーンという打感だったのですが、新しい『X』は、タイガーのリクエストでディープ感を大事にしてるというだけあって、軟らかさが入っていて、使ってみると、これだっと思いました。『X』にしたことで、飛距離が伸びました。
—歴代の『TOUR B』を使われて、2024年モデルの進化を感じますか?
新しくなるたびに、性能に違いがあるのを感じています。結構わかりますね。
前よりも風に強くなって、『XS』も飛距離が伸びています。
それに傷への強さも感じています。私はイエローのボールを使っているので、最初は黄色だからかなと思っていたんですけど(笑)
BSのボールは傷つかないらしくて。1ラウンドでも一球で1球でもいいかなみたいなことも何度もあります。たしかに傷に強いかもと実感しています。
あと、ほんの少しですがパターの転がりが良くなっていると感じました。本当に少しですけど、インパクト直後の出球がスムーズで球が伸びる感じがしました。中間層の比重が大きくなったためということでしたが、そこまでこだわって作られているんだって、驚きました。
PROFILE
桑木 志帆 プロフィール
2003年生まれ、岡山県出身。2023年はメルセデスランキング10位と躍進。2024年は資生堂レディスで初優勝を飾り、ニトリレディス、JLPGAツアー選手権リコーカップでのメジャー優勝を含め年間3勝を達成。若手屈指のショットメーカー。使用ボールは2024年に『TOUR B X』へスイッチ。