VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 19

吉田 優利

「こだわりは音。
今のボールが過去最高です」

— ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい

ゴルフをはじめたときに、一番最初に買ったのがブリヂストンで、そのままずっと使っていたら、ご縁があってアマチュア時代にモニターとして使わせていただきました。

— はじめて買ったボールですか?

たしか『V10』かな。『V10』は当時めちゃめちゃ気に入ってて、ずっと使ってましたね。中1の後半くらいから、ツアー系のボールに変えました。

— 今は『TOUR B X』を選ばれています。

歴代のボールでも、ずっと硬めのタイプを選んでいて、軟らかいモデルを使ったことはないですね。私はパッティングのときに、パチンと高い音がするのにこだわっています。硬いフェースのパターに、硬いボールで弾くようなボールを打つのが好きです。それに『X』が合っていると思ってます。

音で判断できることが多いんです。自分の中の判断基準が定めやすいというか。私はその時の音で、調子が悪いなとか転がりが良くないなとか、判断できるので。軟らかいボールがダメというわけではなくて、『X』だと、より自分の調子を確かめやすいんです。

アプローチでのスピンも大事だと思うのですが、一番振動が伝わりやすくて、一番ボールをとらえづらいパッティングで、しっくりくるボールがいいなと思ってます。

— 前作の『TOUR B X』と比較して、良さは感じますか?

前作は今よりもよりハードな印象があって。それ自体は全然嫌いじゃないんですけど。 今の『X』は、ボール全体が硬いわけではなくて、一瞬、軟らかさを感じてから、中が硬いイメージがあるんです。最初にクッションじゃないですけど、『XS』のような軟らかい感触があってから、中の芯がガッツリわかるみたいな。 そういう打感に変わって、私はそれが凄く好きですね。

— 他社のボールを試したことはありますか?

プロになってからはないですね。 一応、色んなメーカーのボールは打ったことはあります。

スイッチしようと思ったことですか? 一回もなかったです。 使ってみて、ここはいいなというところもあるんですけど、ここは物足りないなみたいなところもあって。鈍感ながらに、感じていたものはあって、あまり替えようとは思わなかったです。

繊細な方ではないですけど、こだわるところはあって、それ以外は何でも大丈夫という感じでやってます。

— 試合中にボールの良さを感じる瞬間はありますか?

結構多いんですけど、例えばアプローチだと、ショートサイドに外したときに、球の勢いを抑えて打てて、転がらない感じがいいです。もちろん、狭いサイドに外さないようにマネージメントするんですが、上手くいかないときもあるので、そういうときはアプローチ頼みです。

基本的にスピンは強くかかって、特に2バウンド目ですね。1バウンドめで勢いが落ちて、トーン、トンの2回めのバウンドでスピンが凄くかかります。

風への強さも感じます。ボールの落ち際だと、風に乗れば乗るほど曲がってしまうと思うんですけど、その幅が少ないのは感じますね。またラフからでも、思ったよりもスピンが入ってくれて、大オーバーしたりすることがないんです。

— オウンネームのこだわりを教えて下さい

シンプルなのが良くて。普通に「YURI」にハートマークです。 番号は、「0」と「1」を使っています。自分の好きな番号が「0」なんですけど、全部「0」にするわけにはいかないので。「1」も使ってます(笑)。

Bマークは、赤黒のコーポレートカラーです。こっちの方が全然カッコいいと思います。

今の『TOUR B X』が自分の中でも過去最高で、一番合ってる気がしています。もし次のモデルがここからさらにレベルアップするなら、楽しみになっちゃいますね。

※インタビュー は感染対策をした上でリモートで実施しました。

PROFILE

吉田 優利 プロフィール
2000年生まれ、千葉県出身。高1でナショナルチーム入りし、2018年は「日本女子アマ」、「日本ジュニア」の同年二冠を達成。2019年にプロ合格したプラチナ世代の有望株。使用ボールは『TOUR B X』。

吉田 優利 使用ボール

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