VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 26

ジェイソン・デイ

「タイガーとのラウンドが
決め手になった」

—ブリヂストンのボールを使うきっかけを教えて下さい

ある試合で、タイガー・ウッズと同組でラウンドしたことだね。タイガーが使っているボールが、自分がその時に使用していたボールよりもはるかに優れている事に気づいた。特にグリーン周りの性能が素晴らしかったんだ。

その時、タイガーやブライソン・デシャンボーのような素晴らしい選手たちが使っているなら、「自分もこのボールを使わなければ!」と思ったんだ。それまでボールを変えることは、検討することすらなかったんだけどね。

—その時のタイガーのプレーはどんなものでしたか。

たまたま同じような場所からアプローチすることが2度あったんだ。 一度めは、砲台グリーンを左手前から狙うアプローチ。タイガーは特別な打ち方をせずに、ごく普通のチップショットでピンにピタリとつけた。でも僕はそれでは止められないと判断して、フワリと浮かせるハーフロブを選択するしかなかった。

二度めはバンカー超えのアプローチ。バンカーからピンまでの距離が近く、寄せるのは簡単ではない状況だった。 タイガーは低い打ち出しで、とても強いスピンがかかったアプローチでバンカーを越えたところに着地させ、ボールは強いブレーキがかかってピンそばに止まった。僕も同じようなショットを選択したんだけど、タイガーほどのスピンは利かなくて、大オーバーしそうになったけど、ラッキーなことにピンに当たって止まったんだ(笑)

そのときに、「これはボールの性能が違うのでは?」と気づいたんだ。僕はタイガーのようにもっと強いスピンをかけて止める必要があった。タイガーはもちろん素晴らしい技術の持ち主だけど、そのときブリヂストンのボールがとても優れていることがわかったんだ。

—昨年は、契約フリーの立場で『TOUR B XS』を使用していました

最初は、タイガーが愛用している『XS』を使っていたのだけど、少ししてからより硬い『X』に切り替えた。2つのボールを実際に試合の中で使って比較できたことはとても良い経験になったよ。その結果、『X』が自分にとってフィットしていることがよくわかった。今はその安定性をさらに実感しているよ。

—ブリヂストンのボールを使ってみての印象は?

やはりティショットでは、余計なスピンがかからず遠くに飛んでほしい。『TOUR B X』はとても風に強くて、軽い横風が吹いても、今までのように風に流されずに真っ直ぐに飛んでいくよ。 そして、性能の安定性が高いので、トゥヒール方向の多少の打点のブレでも、スピンが増え過ぎたりすることがない。とてもスピン量が安定しているよ。

グリーン周りの性能はとても優れている。 「リアクティブiQ・ウレタンカバー」のおかげで、様々なアプローチの攻め方が可能になる。グリーン周りでの打ち方のオプションが増えたね。転がすことも出来るし、フェースを開きつつ低い打ち出しで強烈にスピンを利かせたショットも打てる。結果的に、ティショットでもセカンドでも、よりアグレッシブにピンを狙うことが出来る。グリーンを外しても、ボールの性能が良いと次の計算が立てられるからね。

—ボールにはどんな性能を求めていますか?

一番は、コンシステンシー(※性能の安定性・均一性)。自分がちゃんと打ちさえすれば、イメージ通りのショットを正確に再現してくれるボールがいい。『TOUR B X』はまさにそんなボールなんだ。まるで、自分の思い通りに名作の絵画を描いているような気持ちになる。

このボールを使っていると、もちろんルールは守っているんだけど、まるでズルをしているかのような感覚になるよ。他のボールを使っているプロたちは、僕のアプローチショットを見て、同じようには打てないからね。ボールがコース攻略の可能性をすごく広げてくれているんだ。

PROFILE

ジェイソン・デイ プロフィール
2015年に世界ランキング1位となったPGAツアー屈指のトッププレーヤー。同年「全米プロ」で優勝。翌年は「ザ・プレーヤーズ選手権」でも勝つなど大きな試合にも強い。プロになるきっかけはタイガー・ウッズの本を呼んだことで、練習方法など多くのことをタイガーを模範にしているという。ツアー通算12勝。1987年生まれ。豪州出身。

ジェイソン・デイ 使用ボール

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